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ウォッチドッグスのストーリー『バグ埋め込み』『グリッド網外』『希望とは悲しいもの』
のあらすじ。考察を含めてストーリーを解説してます。


29:バグ埋め込み

ベッドバグをバイスロイズのアジトに潜入させる

ロッシ・フレモントの近くのバー

エイデンがベッドバグに電話をかけると、
「ブリックスの件で礼を言っとく。イラクは驚いてたぜ。本当に誇らしげだった。
また怒らせる分けにはいかない。分かるだろ?」とベッドバグが話す。


エイデンは「ロッシ・フレモントの近くにバーがある。
ゴミ箱の中に盗聴器を入れる。行って回収しろ。」と命令した。
ベッドバグは「イラクはオークションの件で動揺してる。誰も許可なく上の階には入れない。」
と反論したが、エイデンは無視して「慎重に行け」と言って連絡を切った。


バーのゴミ箱に盗聴器を入れたエイデンは、通信が途切れないように、
ベッドバグの信号の近くにいる必要があった。
エイデンはバイスロイズの建物1階に潜入し、ベッドバグがアジトに入るのを確認。


ベッドバグがバイスロイズのアジトに潜入

その後はエイデンがベッドバグに、パニックにならないように会話で指示を出して、
バイスロイズに姿を見られないように誘導させながら、最上階のロックされたドアへ入った。
エイデンはセキュリティ・ルーターを解除しながら、ベッドバグをサーバールームへ行かせた。


ベッドバグがイラクに尋問されている様子

サーバールームでデータ回収を実行すると、警報が鳴り、
イラクと部下がサーバールームのドアを強引にこじ開けて入って来た。
イラクは「クインにでも買われたか?」と言い、裏切り者のベッドバグを窓から落とそうとした。
イラクがベッドバグに取り付けてあった盗聴器に気付き、取り上げて通信は切れた。


ロッシ・フレモントから脱出

ロッシ・フレモントから脱出するエイデンの様子

イラクは「探せ!仕掛けた奴がいる。」と言って、ロッシ・フレモント周辺を
バイスロイズに探させ、エイデンは見つからないようにバイスロイズから逃げ切った。


データ回収は24%までしか達成できなかったが、クララに中身を調べてもらったところ
脅迫ネタだらけで、警察やブルームが関わった賄賂・情報漏洩・ポルノ系など。
そのため、警察もバイスロイズには大人しい訳だ。
そこにマーロットのフォルダもあったので、エイデンはバンカーへ戻ることにした。


ベッドバグと電話で会話する様子

その後、死んだと思ってたベッドバグから連絡が入った。ベッドバグはバイスロイズから離れ、
「あんたの手助けができるかもしれない。お前の家族について。
スクリーンに乱れた映像の謎の女性を観て、イラクにローズ・ワシントンについて知らないか?
って聞かれた。誰かは知らんが、もう死んでるらしい。」と話した。


ベッドバグは「これで、その…終わりだな?」と聞くので、
エイデンは「終わりだ。よくやったベッドバグ。」と言って電話を切った。


その後ダミアンから、得た情報を出せと連絡が来た。
「イラクのPCは多くの弱みの情報で満たされていた。政治家からctOSの重役まで大勢のな。
マーロットもその1つだ。そしてマーロットで見た映像を覚えてるか?
あの女の名はローズ・ワシントンだ。」と言った。


ダミアンが言うには、「ローズ・ワシントンはctOSの人間じゃなかったか?
あの映像は誰かにとって重要なものだ。俺とお前の姪を襲いたくなるほど。

データは暗号化されてるんだよな。ならお前の仕事は終わっちゃいない。」と言って、
ニッキーに電話を変わった後に通信を切った。


エイデンはダミアンの行動を予測すべきだったと思い、
イラクが持つ残りの機密情報が必要だ。それでダミアンと取引できると考えた。


ストーリーまとめ & 考察

  • エイデンはバーのゴミ箱に盗聴器を捨てて、ベッドバグに拾わせた。
    そしてベッドバグにバイスロイズのアジトへ潜入させた。
    中ではエイデンの指示でベッドバグが行動し、ギャングに見つからないように誘導。
  • ベッドバグをサーバールームへ行かせて、データを回収しようとしたが、
    途中で気付かれて少ししか回収できなかった。
  • イラクはベッドバグを窓から落とそうと脅したが、家族(いとこ)だからなのか?
    ベッドバグは死なずに済んだ。むしろ盗聴器が取り付けてあったので、
    ベッドバグの利用されて仕方なく動いたという証言が通ったのかも?
  • データ回収中は、マーロット・ホテルで見た女性の乱れた映像が映ってた。
    あの女性はローズ・ワシントン。もう死んでいる。
    イラクも何なのか分かっていないが、ダミアンはctOSの人間だと言っている。
  • ベッドバグは自分からエイデンに電話をかけて、ローズ・ワシントンの情報を教えた。
    手助けできるかもしれない。お前の家族についてと言ってたので、
    ベッドバグはニッキーが拉致されていることを知ってたのかもしれない。

30:グリッド網外

ctOSの開発者のレイモンド・ケニーの痕跡を探す

バンカーで今後のことを話すエイデン

エイデンはバンカーへ戻り、何か情報がないかクララに聞いたが、
アップロードが止まったから大した情報は得られなかった。
エイデンは仕方なく、自分でバイスロイズのアジトへ行くしかないようだなと言うと、
クララは「本気なの?中に入れたとしても、暗号化されてて解読できないのよ。」と話す。


「じゃあ、誰なら解読できる?あの変人、トビアスはどうだ?奴はここで働いてたはずだ。」
とエイデンが言うと、クララに調べてもらった。


クララは「ctOSの立ち上げに関わったエンジニアで、暗号の作成者・レイモンド・ケニーよ。
作成者は必ずバックドアを作る。ケニーは凄いのよ。この部屋を作ったのも彼ね。
彼は天才、いえ伝説ね。」と話した。


レイモンド・ケニーの最期の信号場所

しかし、レイモンド・ケニーは1年以上消息がなく、グリッドでは見つからない。
クララがオンラインで最後にケニーがいた信号の地点からさかのぼると、
閉鎖された警察監視部署の同じところを数回通っていた。
エイデンはそこへ行ってPCを接続し、クララはバンカーから探すことにした。


クララが話すには、レイモンド・ケニーはとても危ない男。
ブルームの密告者でサイバーテロリスト。2003年にアメリカ北東部のほぼ全域を停電させて、
メッセージを伝えようとした。死者は11人。彼はブルームの人間を使用してなかったので
警告しようとした。それ以降は姿をくらましているのだという。


「ハッカーはボットネットを介して自分の居場所を隠す。その信号が中国とか遠くの国で
終わってたら大問題ね。」とクララが話すが、エイデンは「いや、彼はここだ。
グリッドから消えてもな。元ブルームなら問題の近くにいるような気がする。
人を死なせ、懸賞金もかけられたなら、身を潜める理由になるとエイデンは予想した。


警察監視部署でのバトルシーン

エイデンが閉鎖された警察監視部署へ到着すると、
レイモンド・ケニーの信号を見つけたせいで警戒されたのか、フィクサーが調査していた。
エイデンは全てのフィクサーを始末し、古いPCが置いてあったので接続を開始。


アップロード中に新たなフィクサーがやって来たので、
エイデンは古いPCを守りつつ、フィクサーたちを始末した。
クララの解析が終わると、レイモンド・ケニーの信号がポウニー地区だと判明。


エイデンはレイモンド・ケニーの追跡防止のため、古いPCのハードディスクの記録を消去。
襲撃してきたフィクサーの生き残りが消防車で逃走したので、
ケニーの情報を知られてしまう前に、エイデンが追いかけて始末した。


レイモンド・ケニーを捜しにポウニー地区へ向かう

クララとの電話シーン

仮にレイモンド・ケニーを見つけれたとしても、協力してくれるか分からないが、
エイデンが話すには、「彼は内部告発者だった。ファイルはブルームに関する脅迫も含まれている。
それなら元ブルームの過激派も嫌とは言えない。」と言う。


しかしクララは、「どうなるか見たでしょう。ファイルの解読を手伝えば彼も危ない。」と言ったが、
エイデンは「何とかするさ。彼には隠れる理由がある。内部告発者は正義を求める。
大義を探してるなら、1つ確実に与えられる。」と推測した。


その後ダミアンから連絡が入り、エイデンは進捗状況を報告。
「レイモンド・ケニーを探しにポウニーへ行く」と言ったら、ダミアンはそれを拒否した。


エイデンが理由を聞くと、「内部告発者でもあるレイモンド・ケニーは、
あの美味しいファイルを解読したら、つまらんニュースに流して水の泡にするだろうな。」と話す。
エイデンは「他に方法がない。どうにかしたいなら、口出しせずに黙って見てろ。」と言い返した。


ストーリーまとめ & 考察

  • バイスロイズのサーバーから得た情報は、大したものは無かった。
    仮に全てデータを得たとしても、クララには解読できない。
    じゃあ、誰が解析できる?と考えたら、
    ctOSエンジニアのレイモンド・ケニーなら可能なはず。
  • レイモンド・ケニーはどこにいるの分からない。
    最後の1年前に残した信号のPCを調査したところ、
    ポウニー地区にいることが分かった。
    レイモンド・ケニーを追っていたのはフィクサーもだが、エイデンが始末した。
  • レイモンド・ケニーは解読に協力してくれるか怪しい。
    エイデンのように、次々とフィクサーに襲撃される恐れがあるからだ。
    しかしエイデンは、「レイモンド・ケニーはブルームの内部告発者だし、
    正義を求めるはず。ファイルにはブルームに関する脅迫データもある。」と考え、
    彼を探すことにした。

31:希望とは悲しいもの

ポウニーでレイモンド・ケニーの信号を探す

ポウニーにあるマリーナでパスワードを探すシーン

エイデンがポウニーに到着すると、レイモンド・ケニーを見つけるために、
最後に信号があったマリーナにあるPCをハッキング。
しかし、パスワードが変更されていたのでアクセスできなかった。


誰かがコードを手に入れたはずなので、周辺の住民をプロファイラーで探した。
エイデンはマリーナの従業員から新しいパスコードを入手し、マリーナにあるPCをハッキング。
信号はctOSセンターを経由していたので、ctOSタワーへ向かった。


ポウニーのctOSタワー

ctOSタワーに到着すると、今は使われていない無人のctOS基地だった。
しかし電力が通っており、レイモンド・ケニーはこれを利用したようだ。
エイデンは中に入り、ctOSタワーのハッキングを完了させた。
そしてハッキング中、誰かの信号をキャッチした。


「ジェディディア、始めるぞ。これからお前にピンを飛ばす。
そっちに届いたら大成功だ。届いたら一杯おごらせろ。」と2人の男の会話が消える。
男は「おごりはいらない。自分のバーがある。」と返事し、
もう1人の男は「そうか。ジェディディアズ・バー、てめぇか! なら一杯おごってくれ」と話す。


ジェディディアズ・バーでTボーンに会う

ジェディディアズ・バー

エイデンは会話の内容から、「ジェディディアはポウニーで最高にして唯一の酒場。
ジェディディアズ・バーのオーナーだ。」と特定した。
エイデンはジェディディアズ・バーへ行き、「レイモンド・ケニーにどうしても会いたいんだ
とオーナーに聞いたが、「聞いたことないな」と言われた。


ジェディディアズ・バーのオーナーとTボーン

客席に1人で酒を飲んでた男(Tボーン)がおり、Tボーンはエイデンに「希望とは悲しいものだ。
現金100ドルをオーナーに払ってくれ。
」と言った。オーナーは「損害補償金だ」という。
エイデンは「そうか。現金は持ち合わせていない。」と答えた。
オーナーは「ツケにしとくぞ」とTボーンに言い、ボトルをテーブルにおいた。


Tボーンはエイデンにも酒をつぎ、レイモンド・ケニーについて聞こうとしたら、
「まずは乾杯だろ」と言って酒を飲ませた。そしてお互い酒の飲み比べのような勢いで、
次々と酒をついでは互いに飲みまくった。


エイデンとTボーンの乱闘シーン

そしてエイデンが「レイモンド・ケニー…」と聞いた瞬間、Tボーンはエイデンを拳で殴り、
窓ガラスをぶち破って外へ放り投げた。オーナーは「弁償しろよ、Tボーン」と言う。
Tボーンはエイデンを蹴り飛ばし、「100ドルはお前が払えよ」といって格闘になった。
エイデンは警棒で反撃して取り押さえたが、Tボーンはスタンガンで反撃して気絶させた。


Tボーンと取引をする

エイデンがTボーンから拷問を受けるシーン

エイデンが目を覚ますと、Tボーンはガスバーナーで拷問しようとしていた。
てめぇが来ると居場所がグリッドに載るんだよ」とTボーンが脅す。
エイデンは「ある情報を持ってる。困ってるんだ。解読できなくてな。だから大元に来た」と話した。


Tボーンは「クソ。もうグリッドに載ってんのか。理由を話せ。あれを見る限り協力したくない。」
と言って、ニュース番組に手配中のエイデンの顔写真が公開されていた。
エイデンは「俺の暗殺が指示され、姪が命を落とした。ファイルの中身が何であれ、手掛かりになる。
協力なしでも犯人は見つけるが、協力があれば助かるが。」と理由を説明した。


Tボーンは「取引しないか?あの馬鹿どもに抹殺されてから機会を伺っていた。
必要なのは、奴らのネットワークにスパイウェアをセットしてれる奴だ。
」と言うと、
エイデンは「手を貸そう」といって取引成立。


傭兵に取られたTボーンのトラックを持ち帰る

Tボーンの廃棄場

その後Tボーンは、廃棄場の彫刻(トラップ)などを紹介&解説した。
そして「ガソリンスタンドに寄って、傭兵に取られた俺のトラックを奪ってこい!」と、
自分のスナイパーライフルをエイデンに渡して命令した。


Tボーンから頼まれたトラック

ガソリンスタンドに行くと傭兵たちが警備しており、エイデンはトラックを奪って逃走。
Tボーンは、「本当にトラックを取り返せるとは思っていなかった。俺の彫刻の側まで来い」という。
エイデンは傭兵に追われながらも、Tボーンの廃棄場へ行き、
仕掛け爆弾などを作動させて追跡者を全員始末した。


ストーリーまとめ & 考察

  • エイデンはポウニーへ行き、最後に信号があったマリーナにあるPCをハッキングして調査。
    ctOSセンターを経由していたので、ctOSタワーをハッキングして調べた。
    2人の男の音声会話から、片方はジェディディアズ・バーのオーナーだと特定。
    オーナーにレイモンド・ケニーについて尋ねた。
  • バーではTボーンと酒を飲んで喧嘩になったが、レイモンド・ケニー = Tボーンだった。
    始めに損害補償金100ドル払えとエイデンに言ったのは、酒の代金ではなく、
    バーのオーナーはTボーンが暴れて物を壊すことを知ってたから。
  • TボーンはctOSに生体情報が登録されているので、街へ行けば警報が鳴る。
    エイデンの解読を手伝う代わりに、ctOSにスパイウェアをセットするように頼まれた。
  • Tボーンは、トラップ仕掛けの彫刻を設置した廃棄場を紹介。
    ガソリンスタンドで傭兵に盗まれた俺のトラックを持って来いと命令したので、
    エイデンは傭兵を始末しながらトラックを取り返してやった。
  • Tボーンは、エイデンがマジでトラックを取り返すとは思っていなかった。
    ブルームのネットワークに、スパイウェアをアップロードすることは、
    多少難しい程度ではない。つまりエイデンの実力を疑っていた。