
ファイナルファンタジー生誕30周年 Opening Ceremony
FF7リメイクのキービジュアルの公開

ファイナルファンタジーシリーズが生誕30周年を迎え、FF7は20周年になるという。
2017年1月31日に東京都港区のTOHOシネマズ六本木ヒルズにて、
『ファイナルファンタジー生誕30周年 Opening Ceremony』が開催された。
イベントでは、FF7リメイクのキービジュアルが公開されました。
ミッドガルの街並みと神羅ビル、クラウド、
そして背景には翼のはえたセフィロスが描かれている。
このキービジュアルは、「FF7当時のCGをFF7リメイクの技術で描いたどうなるのか?」
をテーマに制作されたんだとか。
ファイナルファンタジー生誕30周年 Opening Ceremony
さ…坂口さん、何やってんの…?w
会場では天野喜孝氏がデザインした、
ファイナルファンタジー生誕30周年のロゴデザインなども公開されました。
30周年に合わせて、30羽のチョコボが描かれている。
天野氏は描いているうちに分からなくなったそうで、他の人に数えてもらったとか。
おまけでモーグリも1匹いる。
第68回さっぽろ雪まつり『決戦!雪のファイナルファンタジー』
前に北海道の雪まつりに、FF7を出展させるみたいなことを言ってたが、
2017年2月6日~12日に開催した『第68回さっぽろ雪まつり』で出展したようです。
雪で作った巨大なクラウドとセフィロスに、プロジェクトマッピングを重ねて、
音と映像で2分半ほどのショーを演出してました。
2200人以上が関わり、28日で完成した作品だそうです!
雪像のサイズに合わせて、映像も計算して作ったんだろうか!?
私はクソ寒いところには行きたくないし、冬は家でゲームをしていたいので、
動画で観れてホント良かった思うw
北瀬佳範氏のFF7リメイク開発インタビュー

ファミ通2017年2月16日号では、FF生誕30周年 Opening Ceremonyの特集をやってました。
少しばかりFF7リメイクについて触れられてました。
- ■現在判明しているFF7リメイクの内容
-
- FF7リメイクは1作のみで完結しない分作になる
- キャラクターデザインはすべて刷新
- ゲームエンジンはアンリアルエンジン4を採用
- オリジナル版では行けなかったミッドガルの各所を探索できる
- コンピレーション作品の設定を取り入れるなどシナリオを強化
- 女装はシナリオに組み込まれている?
- バトルはアクション色の強いアクティブタイムバトル
- 操作キャラクターの切り替えが可能
FF7は世界累計1100万本。世界で広く認知されて、当時海外での人気はどうだったの?
北瀬:
当時は発売タイミングで現地に行ったりすることがなくて、数字だけを見ていた。
海外での盛り上がりについてはピンッと来ていませんでした。
ただ、FFが海外の方に響いたのはFF6からで、FF7の前に下地があったと今は感じてます。
タイトルのプロモーションで海外に行った際にサインを求められたりするのですが、
FF6のパッケージを持って来る方が結構いらっしゃって、
「FF6が好きだからリメイクしてくれ」と言われる。
今はFF7のリメイクに取り掛かってますから、社内スタッフからも「やらないんですか?」
と言われているんですけど、保留し続けてます(笑)
FF7リメイクの進捗はどうなのか?
北瀬:
E3やPSXにおいて、PVでお見せしたシーンは、現在もブラッシュアップを続けてます。
目標すべきクオリティーラインは見えてきましたが、
全体量から見れば、まだまだこれからですね。
FF7リメイクがどうなっていくのか、私や野村、野島さんの顔の中にはあったものの、
共有できるものがなかった段階から、形として見えるものになりつつある
といったところでしょうか。
1作品目のクオリティーを保つのか、それとも新しい技術を用いて進化させていくのか?
北瀬:
クオリティーラインをどこかで決め、そのエピソードの制作中はブレずに
最後まで守っていくことが、私やプロジェクトマネージャーの役目かなと。
もちろんエピソードが進むにつれて、その時代に合ったクオリティーになるとして、
それは自然なことだと思います。
クオリティーはエピソード毎に引き上げると、次のエピソードまでの繋ぎが難しそう
北瀬:
FF7はコンピレーションで横に広がっていきました。
具体的なプランは出ていませんが、ゲーム本編は数ヶ月で出せるものじゃないので、
その間を補完し、ユーザーの興味を持続させる仕掛けは考えたいですね。
FF15のように、DLCやスマホタイトルのような展開はあるのか?
北瀬:
参考にしたいと思っています。メビウスFFで毎月生放送をやっているんですけど、
ユーザーとコミュニケーションを取るという、とても良い経験をさせてもらっているんです。
生放送の形かはさておき、ユーザーと接点を持つ施策はやっていきたい。
ただ、やはり今回はエピソード制で、オリジナルのFF7の完結と同じところまで
やるにはそこにかかりきりになると思うので、
繋ぎの展開や、他の作品まで広げられるかどうかは、今はまったく分からない状況です。
バトルは昔のシステムをそのまま再現するのではなく、リメイクならではと言ってたが?
北瀬:
ベースは固まりつつあります。バトルは野村はもちろん、
キングダムハーツやディシディアFFに携わった高橋にガッツリやってもらっていて、
彼らが理想とするものの、雛型に触れられるようになりつつある。
マテリアなど、オリジナル版のメインのシステムはどうなるのか?
北瀬:
まだまだ言えない部分が多いのですが、FF7で公表だった部分は外さないと思います。
あとは、そこにどう本作ならではの要素を加えていくかですね。
野村さんがFF7リメイクの進捗をどこかで見せたいと言ってたが?
北瀬:
「そうなるといいな」という希望はありますが、まだそのあたりも未定です(笑)
ただ、すでにPVは数回公開しているので、次に出すときは、
例えばイベントで触れられるとか、PVから進んだ形にできるといいなと思ってます。
しっかりとお見せできる状態になってからお出ししたい。
FF生誕30周年の感想

あなたはFF派? ドラクエ派?
北瀬氏が話すには、当時のドラクエについては、FF5の頃はすごくライバル視していて、
ライバルというよりは、敵といった心持ちだったそうな。
あの頃はどちらが早く発売できるのか、ネタが被っていないか、
向こうの方がセンセーショナルなことをやっていないかなど、すごく気にしていたとかで、
ドラクエ5では結婚相手が選べるというのが、革新的で衝撃を受けたそうな。
そういえば昔は、「ドラクエとFFどっちを買う? どっちが面白い?」などと、
友達とよく会話をしたものです。ファミコン時代はドラゴンボールの影響もあり、
ドラクエが面白いという人が多かった印象でしたが、年齢が上がるにつれて、
「FFの方が面白くね?独創的だよね!」と、FF4辺りから聞こえてくるようになったもんだ。
もともとFFは「ドラクエを追い越せ!」といった目標で制作してきたゲームなので、
FF1の頃からライバル視していたんだと思ったけど、
近年のドラクエを眺めてると、私的な意見では「すでに追い抜いている」ように感じる。
ドラクエ、FF論争はゲームの売上本数で語られることが多いが、
私が思うに、堀井氏がドラクエ10を作るときに、堀井氏がFF11をプレイして面白いと感じたので、
ドラクエもあんな感じのをやりたいとか言ってたのを覚えている。
FFが参考にされる立場になったということは、
つまりそういうことなんだと、当時話を聞いて思った。
それに海外を見ても、イラストとか、動画のネタとか、コスプレとか、
総合的に見ると、作品が愛されている感じがするんですよ。
とはいえ、この勝負に決着がつくことは、たぶん無いと思ってます。
人それぞれ体験や価値観も違うし、昔の記憶といえば変に美化されてたりしますもんねw