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アウトライダーズのストーリー、舞台

アウトライダーズのストーリーと舞台について解説してます。
年表で惑星エノクに到着するまでの過程、地球滅亡の日、エノクでの人々の行動などをまとめてます。


ストーリー(プロローグ)

移民船フローレスで惑星エノクへ向かう様子

西暦2076年、人類は新天地を求め旅立った…
未知の惑星エノクとアウトライダーズの物語が、幕を開ける。


西暦2076年、人類は新天地を求め移民船フローレスで、
荒廃した地球を後にした彼らが目指すのは、地球に近い環境の惑星エノク。
しかし楽園と思われたその星は、時空が歪み電磁嵐が頻発する過酷な場所だった。


植民計画は失敗に終わり、わずかな資源をめぐって殺しあう人々…
人類の運命は、先遣隊『アウトライダーズ』に託された…


■地球の最後の日

アウトライダーズの世界の地球は滅んだ。
それを『滅亡の日』や『最後の日』と呼んでいる。
何かしらの原因により、世界規模で災害ルーチン化が発生したことで、
いくつもの都市が壊滅して、住めない惑星になった。


エノク入植への宇宙船は2隻(S.M.フローレス、キャラベル)あったが、
地球を発てたのは1隻だけで、それが人類最後の生き残り。
地球人全員がS.M.フローレスに乗れた訳ではなく、一部の人のみ。
生き残った罪悪感や、故郷(地球)へはもう戻れない虚しさが残る。


地球を出発する日は、人生最悪の大量虐殺を目の当たりにした。
S.M.フローレスに乗艦しようと押し退ける人々や、
そんな人々を皆殺しにしようとするならず者たち。


何千もの敵が発射台を壊そうと、シャトルのドアを破ろうと、
もつれ合うように迫ってきたので、手当たり次第に惨殺しながら、
S.M.フローレスの乗組員は全滅を覚悟して、ギリギリで地球を発てた。


アウトライダー曰く、いろんな戦場を見てきた中でも、アレは地獄だった。
「やらなきゃ、やられてたし、必要なことだった」と言う。
83年の旅を経て、辿り着いた新天地『惑星エノク』。
ここが人類最後の希望となった。



舞台

希望をエノクに求めたが、アノマリー嵐が吹き荒れる地獄だった・・・

惑星エノクの風景

アウトライダーズのゲーム開始部分は、惑星『エノク』に到着するところからスタートします。
多少の死者は出たものの、約50万人の難民が乗ったS.M.フローレスは、
83年にもなる長旅を経て、奇跡的にもエノクへ到着できた。


エノクは地球に似た緑豊かな環境が広がり、小動物が生息している無人の惑星。
森林溢れたエリアもあれば、雪山、砂漠などもあり、太陽光や酸素・水もある。


アノマリー嵐に襲われてる様子

アウトライダーがエノクを調査すべく、探査装置を探していたところ、未知の信号を探知。
その時に初めてアノマリー嵐に遭遇し、持ち込んだ精密機械や電子機器が壊れ、
亡くなった人もいれば、変異者としてパワーを授かった人もいた。


アウトライダーは探索中に汚染したことで、エノク入植局(ECA)とは対立して殺し合いに。
その戦いの中でアウトライダーのメンバーの1人(主人公)が負傷し、
まだ医療ラボの設備が整ってなかったため、クライオポッドの冷凍睡眠で寝かした。



31年後、目覚めたら現実は悪夢だった・・・

クライオポッドの冷凍睡眠をするアウトライダーの主人公

31年後、主人公が冷凍睡眠から目覚めると、何もかも世界が変わっていた。
悪夢から目覚めたら、別の悪夢が待っていたのだ。


S.M.フローレスのクライオポッドで眠る50万人の人々を起こせば、
食料が足りなくなると分かっていた。また誰かがそれを察し、
電力を切って凍眠者を死なせて、資源を温存しようとした。
でも、できる限り生かしてあげたいという人もいた。


ECAとインサージェントの戦場風景

結果、物資を分け合うこともなく、血生臭い戦争になった。
高度な機器がアノマリー嵐で壊れたことで、作物や薬も作れず、
地球を発ったときと何も変わらない状況で、残った物を奪ったり、殺し合う消耗戦を
30年間続けていた。50万人もいた人々は減少し、数万人まで減った。


生き残った人々は洞窟や谷に身を隠し、年々酷くなるアノマリー嵐を耐えるだけ。
あまり食料もないので皆貧しく、捕まえた虫を食べる者や、
ECAと対立する組織『インサージェント』なんかは子供を炙って食べている。
そのため人口数が増えることもなければ、新しい世代の未来も無い。



今も発信され続ける微弱な信号

エノクの砂漠風景

アウトライダーの主人公は、アノマリー嵐で驚異的なパワーを授かり、
31年前に探知した謎の信号がまだ発信され続けていた。
位置は分からないが、発信元の正確な周波数は知っている。


その信号を探しに行った人は、決まって死ぬことになるが、
その答えと、やり直すチャンスを求めてエノクを探索するストーリーです。


年表

年月 内容
2032年 地球で地震活動が活発化する。
また地球温暖化、火山活動、巨大な津波などを引き起こす。
G9非公開会議を行うも、人為的による地震なのか、核実験なのか、
憶測が飛ぶが原因は不明。止める術も分からない。
2034年 再びG9非公開会議を行い、特別参加者の科学者シビラ・メイ・フローレスが、
軌道上で建造されている箱舟を用いれば、最寄りの惑星へ飛べると発言。
そして、人類史上初の入植計画の準備が行われた。
2048年 世界規模で大地震が発生して、数十万の人々が亡くなった。
以後、数十年は災害ルーチン化。地球の終焉が近づく。
数々の都市が地中に埋もれたり、海に沈んだ。
2076年5月 移民船S.M.フローレスの打ち上げに成功。
コースを設定し、惑星エノクへ向かう。
S.M.フローレスの建造には43年もの月日を費やした。
2091年 しばらく地球との連絡が途絶えたが、
S.M.フローレスのPCに、地球からの最後のメッセージが届く。
今分かっている限りでは、地球には生物はもう存在しないはずだが・・・?
2117年 473回目の勤務シフトで惑星エノクへ移動中、
ノイローゼを起こしたエンジニアが、武器庫から拳銃を盗んでブリッジに立て篭る。
そのエンジニアは射殺された、その過程でチームの1人が瀕死の重症を負う。
2159年1月 83年間にも及ぶ航行の末、惑星エノクの周回軌道に到着した。
地球では冬の時期だが、エノクでは春を思わせる気候だった。
ドロップポッドを地表へ着陸させて、輸送隊も無事に展開して準備を開始。

アウトライダーズに何があったか詳細な記録はないが、
エノク入植局は第1段階の入植を無事に成功させたようだ。
電力をまかなうため、フローレスの原子力エンジンが地表に降ろされた。
2190年 アウトライダーの主人公が31年ぶりに冷凍睡眠から目覚めた。